定点観測は続けると参考になる(その2)
9月に入り、恒例のiPhoneの新製品が発表されるとの情報が盛んに出ています。
今週に入ってからiPhoneのTVコマーシャルも活発になっています。
昨年より同じビルの看板広告(iPhoneやiPadの広告)を定点観測しています。
↑iPhone4Sで撮影
iPhone6になってから、写真の綺麗さをアピールする広告になりました。
その看板は「このiPhoneでいかに綺麗に撮ることが出来るか」を表現しており、1年の間に季節ごと何種類もの
写真に変わっていきました。
スマートフォンというデバイスが携帯電話の概念を大きく変えましたが、
その中でも特にカメラ機能については、簡単に美しく撮ることができ、とても魅力的なものに進化してきました。
スマートフォンのカメラでなぜみんなは撮るのかを考えてみると、フィルタや編集等が気軽にできること・自然なかたちで写真を撮影できること・アプリで様々な加工をすることなどがあると思います。
しかし連写や解像度の高さなど、より高度な機能面だけを追及するのであればカメラ本体を用意すれば良い。
そう考えるとスマートフォンのカメラ機能で様々な世代で消費者が求める価値は「シンプルで綺麗に撮れること」なんだろうな思います。そしてそう思わせることを目的とした広告戦略をこの1年間続けていたiPhone。
iPhoneの看板が訴えている意図を感じたような気がします。
次のiPhoneが発表されてから、この看板が次はどのような広告戦略に変わっていくのか楽しみになって来ました。