ディスペンサーの吐出量と使い勝手(トリガースプレー)
容器に付属するディスペンサーは主に液体を噴霧(スプレー・ミストスプレーといいます)させるものと液体をそのまま吐出(ドロップ・ワンドロップなどといいます)させるもの、泡状など特殊な吐出方法のものがあります。
いずれも定量吐出できるポンプ機構のパーツで、容器には欠かせないアイテムです。
内容物との相性、粘性など様々な要因の中で吐出感は違ってきます。
今回はトリガーミストスプレーについての話です。
例えば噴霧タイプのスプレーで内容物の粘性が違うと以下のような吐出になります。
●サラサラの液体⇒細かくふんわり噴霧する
●粘性のある液体⇒吐出した瞬間、液が広がらずに直線状に集まっていく
(ただし内用液によっては圧縮吐出によって液体の性能が変わるものもあるようです)
吐出する先端のチップの形状によっても吐出は変わります。(チップが選択できない商品もあります)
●広角チップ⇒ボディミストなど全体に噴霧する場合
●狭角チップ⇒頭部や顔など、やや狭い範囲に吹き付ける場合
●ストリーム⇒頭皮などピンポイントで吐出する場合
チップの違いで左写真の
ように吐出が変わる
内容物+1回当たりの吐出量+吐出する先端チップ形状+スプレーの機構(直圧式・蓄圧式)=吐出感
となります。
吐出感のベストを見つけるためにはとにかく使用感をしっかり見極めることが必要です。
↓ミニトリガースプレー(ノーマルミストチップとシルキーミストチップの違い)動画
水とアルコールを比べても吐出感は変わります。商品づくりにおいて最終消費者が使用するシチュエーションを想像するためにも吐出テストは欠かすことができないものです。