厚み30mmの壁をクリアする!ポストイン対応サイズの薄型ボトル選びとコストの盲点

通販市場が年々拡大を続ける一方で、製品の原材料や梱包資材、そして運賃などのインフレ傾向が続いています。特に通販(D2C)と非常に相性が良く、次々と新商品が登場する化粧品業界において、各社が最も頭を悩ませているのが「個別配送の運賃負担」ではないでしょうか。

個別配送にかかる運賃は、製品原価に占める割合が非常に大きく、ブランドの利益率を直撃します。利便性をとるか、コストを優先するかは、商品開発の方向性を左右する重大な分岐点です。

そこで今、圧倒的なコスト削減の切り札として注目されているのが、置き配や「ポストインサイズ(メール便など)の小型配送便」の活用です。今回は、この配送便と相性抜群な「薄型容器」のメリット・デメリット、そして賢い選び方のポイントを分かりやすく解説します!

 

1. 小型配送便市場の活性化と「厚み」の重要性

コロナ禍以降、非対面で受け取れる「置き配」や「ポストインサイズ」の配送サービスは急速に普及しました。化粧品のような小型製品の場合、これらの小型配送便(メール便など)を利用することで、通常の宅配便に比べて運賃コストを格安に抑えることができます。

この配送サービスをクリアするための最大の鍵が、梱包時の「厚み制限」です。 各運送会社やサービスによって規定は異なりますが、主に以下の厚みが重要な境界線となります。

  • 30mm(3cm)以内

  • 25mm(2.5cm)以内

  • 20mm(2cm)以下

縦横のサイズ指定に加えて、この「厚み制限」の枠内に収まるパッケージに仕上げる必要があるため、容器開発の現場でも「いかに容量を確保しつつ薄型に作れるか」が一大テーマとなっています。

2. 武内容器の「メール便対応・薄型容器」ラインナップ

武内容器では、この運賃コスト削減というテーマにいち早く着目し、メール便に対応した薄型容器の開発・品揃えを強化してきました。

  • MUBオーバルボトルシリーズ:なめらかな楕円(オーバル)形状で、手に馴染みやすくスタイリッシュな定番シリーズ。

  • STICK(スティック)ボトルシリーズ:細長い円柱形状を活かし、厚みを抑えながらスマートに持ち運べるシリーズ。

  • TSMシリーズ:扁平丸型(平べったい丸型)の形状で、限られたスペースでも容量を最大限に確保できるシリーズ。

物理的に「一定の容量を確保しながら、厚みの制限をクリアする」という制約があるため、薄型容器は必然的に【オーバル(楕円)】【扁平】【細長い円柱】といった形状がベースとなります。

 

扁平薄型容器 MUBオーバルボトルシリーズ
細円柱型容器 STICKボトルシリーズ
薄型容器 TSMクリームジャーシリーズ

3. 薄型容器を採用する「メリット」

通販ビジネスにおいて、薄型容器を採用することには非常に大きな商業的メリットがあります。

  • ① 容器代を上回るほどの運賃コスト削減 最大のメリットは、個別配送の運賃負担が劇的に軽くなる点です。状況によっては、削減できた運賃だけで「容器代そのもののコスト」を簡単に相殺し、それ以上の利益を生み出せる可能性があります。特に、単品リピート通販のように「1回に1本ずつ配送する商品」において絶大な力を発揮します。

  • ② デザイン面が広く、店頭やSNSで映える オーバル形状や扁平の容器は、正面から見た際のデザイン(印刷・ラベル)の面積を、通常の円柱ボトルよりも広く取ることができます。ブランドロゴやメッセージを印象的に配置できるため、デザイン性に優れたアイキャッチの高い容器を作ることが可能です。

4. 事前に知っておきたい「デメリット」とコストの盲点

一方で、薄型(扁平)形状ならではの特性や、製造・流通上の注意点(トレードオフ)も正しく理解しておく必要があります。

  • ① 印刷加工のコストが倍増する可能性 通常の円柱型ボトルであれば、ボトルの周囲(360度)を1工程でまとめて印刷(シルク印刷など)できます。しかし、平べったい扁平形状の場合、原則として「表面」と「裏面」を別々の工程で印刷するため、印刷コストが2倍になる可能性があります。それに伴い、版代などの初期コストも増える傾向にあります。

  • ② シリーズ製品(複数同梱)だとメリットが出にくい 化粧水、乳液、美容液などをセットにして販売する「シリーズ製品」の場合、個別配送時に複数の製品を1つの箱に同梱すると、コンパクトな梱包に収まりきらなくなります。結果として厚み制限を超えてしまい、せっかくの運賃メリットが発生しなくなる場合があります。

  • ③ 店頭(リテール市場)での自立性がやや劣る もし通販だけでなく「実際の店舗」でも販売する場合、扁平形状は円柱形状に比べて奥行きが浅いため、自立性(棚で倒れにくさ)の面で劣ります。お店の陳列棚で倒れやすい容器は、店舗側からあまり歓迎されないリスクがあります。

  • 印刷範囲が極端に少なくなる場合があるクリーム容器などは印刷する範囲が狭いため、印字しなければならない情報があっても印刷できず、別途能書(取扱説明書)や個箱などの別包装に記載する必要が出てきます。

5. まとめ:自社の「販売スタイル」に合わせた最適な容器選定を

ポストインサイズの運送便を活用した薄型容器は、通販・個別配送ビジネスにおいて、利益率を最大化するための極めて強力な武器です。今後もさらに広がっていく容器として、大いなる活躍が期待されています。

だからこそ、単に「薄いから」という理由だけで選ぶのではなく、「印刷コスト」「同梱の有無」「店頭に並べる可能性」などのトータルバランスを見極めて決定することが成功の鍵となります。

武内容器では、様々な厚み制限をクリアする薄型ボトルをご提案できるだけでなく、デザイン加工やトータルコストのシミュレーションまで一貫してサポートいたします。

「この箱の厚みに収まる、おしゃれなボトルを提案してほしい」 「印刷費も含めて、どちらが安くなるか計算してほしい」

など、どのようなお悩みでも構いません。通販ビジネスを成功に導く容器づくりを、私たち武内容器と一緒に始めましょう!わからないことがあればお問い合わせください。