お店で見つけたもの(その9) 流通形態の変化
先日大手スーパーに買い物に行った時、店内の陳列棚の案内板で「面白いな」と感じたことがありました。
陳列棚の上や天井にはカテゴリーや商品別に分類された看板(案内板)が掲示されています。
よく見てみると「通販用品」と記載された案内板が棚に掲示されていました。
小売店舗なのに「通販用品」という陳列棚があったので、棚に収まらない大型品などを並べているのかと思い、のぞいてみると、棚にはテレビショッピングで見かけそうなハンディ掃除機やマルチミキサーのような、見ただけで便利そうなものや、パッケージの説明を見なければ機能がわかりにくいデザインの商品が陳列されていました。
「通販用品」というのは「お店で通販対応する商品」ではなく、「テレビ通販等で話題の商品」という意味だったのです。
あえて家電コーナーには展示せず、全く場所の違う日用品のコーナーに陳列されていたのでとても興味を惹かれました。
通販で販売されている商品が小売店鋪で販売できないわけではなく、通販で認知度が高い(既に宣伝効果の恩恵を受けている)商品を身近な店舗で購入できるというのは消費者にとってはありがたいのかも知れません。またあえて本来のカテゴリー(家電コーナー等)とは違う定番の棚で常設するという陳列方法で、「前にテレビで見たことのある」商品を目立たせることが出来るのかもしれません。
販売の方法は色々あるものだと改めて驚きました。