食品容器の応用
容器とパッケージは異なる業種、取扱いジャンルと思われがちなのですが、いずれも機械生産で大量生産を基本としています。
また印刷手法も似た手法で製造します。違いは材質と立体か平面かの違いが大きく分かれます。
食品容器は内容物の保護と品質保持がとても重要な要素となります。したがって華美な容器や過剰包装を無くし、
極力資材・原料を省き、コスト面にも優れた上でアイキャッチの出来るデザイン性を兼ねたパッケージとして開発を行います。
食品容器はそういった効率の良い包材が市場に出ています。化粧品や医薬品等の商品は比較的、容器とパッケージ(個装箱)を別モノ扱いにしていますが、食品の場合、容器とパッケージを融合した商品が比較的多いように思います。
特にお中元のギフト製品において、和洋菓子の商品で容器とパッケージを上手く利用し、デザイン化された商品を見かけます。
容器自体はシンプルなものでもそれを紙印刷などで装飾すると非常においしそうに見える商品が出来上がります。
デザイナーさんの力量がとても試される市場なのかも知れません。
最近食品容器を使った化粧品雑貨も出てきています。あえて豪華なパッケージを使わずプラスチックコップを個装箱代わりに使って、結果コストダウンも図っています。
↑市販されていたバスグッズセット。プラスチックコップと紙のスリーブを利用したパッケージ。ギフト用としてもかわいいです。
既成概念を外すことがものづくりを行う際にとても重要だと思います。
←例えばはちみつ容器を使って芳香ビーズなど使い勝手を考慮した
容器として使ってみるのもよいかもしれません。