化粧品容器を選ぶ際の考え方

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lnp新規のお客様の対応をする際、特にこれから新事業として製品化を図りたいというお客様と商談する機会があります。お客様より様々な思いをお話をいただき、「こんな容器がいい」といったイメージを教えていただきます。特に強い思いがあれば、商品化は現実に近づいてきます。

しかしながらお客様の思いや予算計画に対し、実際の容器選定には思い通りにならない差があることが多々あります。

容器を選ぶまでに、内容物の容量・成分と粘性などの使用感、販売想定価格、そしてデザインが複合的に交わる為、非常に選定するのが難しい上に、容器の場合は金型や生産ロットのリスク要素を沢山含むため、より一層ハードルが高くなることもあります。

容器・パッケージは購買動機の第一のきっかけであることは間違いないかと思いますが、それで全て決まるわけではありません。容器・パッケージはあくまで脇役であって、内容物が主人公です。内容物の訴えなくして(特に化粧品)売れるものでは無いと思います。事実当社の容器をご採用いただいたお客様の容器に関しても、容器の仕上がりを見るとそれほど派手な加飾も無く、デザインも無地に近い物でも売れるものは本当に長く売れます。

2013-05-02 13.35.13特に化粧品分野で売れている要素として、企業様の規模に関わらず一貫した販促活動をされているところはリピート注文される場合が多いように見受けられます。

おしゃれな容器・デザインが出来上がると確かに売れそうな気がするのですが、肝心なのはそこから先の販売です。

容器を選ぶ際、対内容物との相性、使用勝手などの機能性は最重要点ですが、デザインや内容物だけで決めず、トータルの販売方法をしっかり考えた上で、良い意味での妥協点を見つけるのがポイントかもしれませんね。